『防げる事故を未然に防ぐため!』
近年、公園にあるブランコや滑り台、ジャングルジム、シーソーなど、子供たちが遊ぶ遊具の劣化などによる事故、公共施設や運動施設における設備の倒壊事故、高齢化した街路樹の枝折れや倒木などによる事故が頻繁に発生しています。
事故が起こるたびに、
『しっかり点検をしていたのか?』
といったことが問題となります。実際はどうでしょう。定期点検を全くしていなかったのでしょうか?
もちろん定期点検自体をしていなかったような劣悪なケースもあるでしょう。しかし、多くの場合は定期点検は行ったうえで、遊具、道路標識、照明灯、カーブミラー、公共施設、運動施設、街路樹など、
それぞれの対象に応じた適切な点検を、適正な間隔で行っていなかった
という言い方が正確だと思います。
つまり、ブランコならブランコ、滑り台なら滑り台、ジャングルジムならジャングルジム、道路標識や照明灯、街路灯、各種運動設備やカーブミラー、トンネル内の照明灯、街路樹など、それぞれ検査対象ごとに適正な点検項目や方法、そして、検査が必要なスパンがあるのです。
弊社は、少しでも不幸な事故を減らすため土木構造物点検診断技術者を置き、また、点検技術者講習を受けております。
【保守点検業務の内容】
公共施設や都市交通網に設置された、道路標識や照明灯、カーブミラーなどの道路付帯施設、学校、幼稚園、保育園などにある遊具や運動設備、樹齢40年を超え、大型台風などにより枝折れや倒木の危険性が急速に高まっている街路樹の安全診断など、それぞれの施設に最適な保守点検を適切な期間で行います。
標識点検
- 打音検査
- ケレン
- 支柱非破壊検査
- 梁部非破壊検査
- ボルト増し締め
- 防錆作業
- 標識板の清掃
照明灯点検
- 開口部点検(目視)
- 絶縁抵抗測定
- 打音検査
- 自動点滅器点検
- 照明灯清掃
- トンネル内照明灯点検
遊具点検
- 非破壊検査
- 超音波厚さ測定
- シーソー分解点検
- 固くなった砂場の掘り起こしと異物混入チェック
- 緩衝部強度点検
- 遊具分解注油
街路樹診断
- 目視検査
- 打音検査
- 鋼棒挿入検査
- 揺れテスト
- 精密診断
【保守点検の方法】
目視検査・触診検査
眼で見てわかる施設の劣化状態や異常の有無を調べたり、直接手で触れて施設の異常を点検します。道路反射鏡では、鏡面の映り込みの状況などもチェックします。簡単そうですが、適切に行えば最も有効な検査方法の一つです。
音響検査
ハンマーによる異常音の聞き取りを行います。木材の腐朽、鋼材の腐食やボルトの緩みなどの異常がわかり、目に見えない内部の状態を確認します。
基準値などの測定
遊具では、安全領域の確認や安全基準値の測定、ブランコの吊部分の金具の太さを測定し、摩耗状態を調べます。照明灯は支柱の傾き診断や強度的に問題がないかなどの安全度の確認を行います。
揺れテスト(街路樹診断)
街路樹をロープ等を用いて実際に揺らしてみて、倒壊する危険度を判定します。原始的に思えますが最も有効な検査方法です。
公共施設保守点検の実績例
主な近況工事実績例
- 一宮市立中学校運動施設保守点検業務委託/一宮市:1,650(千)
- 一宮市児童遊園ちびっ子広場施設保守点検業務委託/一宮市:2,574(千)
- 稲沢市体育用具遊具施設保守業務委託/稲沢市:4,531(千)
- 岩倉市遊具等保守点検業務/岩倉市:2,160(千)
- 名古屋市広域避難場所標識点検業務委託/名古屋市:814(千)
- 名古屋市街路樹診断委託/名古屋市:2,959(千)
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